INTERVIEW 04社員インタビュー

吉田 麻以
計画本部 街づくり推進部
2015年入社

STORY01
“計画”という街づくりの上流に携わり、
地域の活性化に貢献していく仕事

学生時代は建築学科でしたが、就職に際して一つの建物を作るというよりは、建物を通じて地域の活性化に貢献できるような仕事を探していました。当社を選んだのは、地元の北陸を含めた広い地域で都市計画に携われるから。仕事を通じて地元に貢献したいと思いました。

私が現在所属している街づくり推進部は、まさにそんな仕事ができる部署です。駅及び周辺の整備計画を担う部署であり、駅舎や自由通路、駅前広場をどのような場にするか、そのコンセプトを考え、提案しています。
街づくり推進部は計画という上流工程での仕事がメインであり、具体的な設計は基本的に建築部門や土木部門に委ねていますが、駅前広場や比較的単純な構造物などは自分たちで設計もしています。
私がこれまでに携わってきたプロジェクトは全部で30案件ほどです。計画が実行に移されるまでに2~3年、実際にものができるまでには5~10年かかるため、関わった案件が形になるのはこれから。自分たちが作った都市計画で、人々の暮らしがどのように変わるのか、今から楽しみです。

STORY02
三ノ宮の街を生まれ変わらせる
大規模プロジェクトに参画

これまでに携わった仕事のなかで、とくに規模が大きいのはJR三ノ宮駅周辺の再整備計画です。現在神戸市では、JRをはじめ、地下鉄、私鉄の駅を互いにアクセスしやすくし、歩行者の回遊性を高め、三ノ宮を神戸の中心として再編する計画が動き始めています。また、商業ビルやオフィスビルも新設されることから、新しい賑わいの創出が期待されます。

私は、歩行者や車の交通がどのように変わるか予測をして、それを基に計画をたてて評価をするといったことを行っています。私自身はまだまだ一人でできることは少ないですが、周囲にアドバイスをもらいながら、何とか仕事を進めていけるようになってきました。作成した図面がOKをもらえるようにもなり、仕事を通じて着実な成長を実感しています。

STORY03
利用者、発注者、関連事業者etc.
さまざまな関係者間の利害調整が成功のカギ

心がけているのはステークホルダーそれぞれのニーズを考えて計画することです。駅のような公共施設の計画では、発注者とさまざまな関連事業者の間で協議が行われ、最終的なプロジェクトの形が決定します。発注者が駅を作りたくとも関連事業者が首を縦に振らなければ、計画は実現しません。
例えば、ある駅の計画では、自治体がやりたいことと鉄道事業者がやりたいことのギャップの調整が課題でした。自治体としては駅の両側に改札を付けて利便性の向上を図りたいのですが、鉄道事業者としては配置人員を増やさなくてはならなくなるため、駅の規模に応じた適正な設備の整備を主張します。

私は上司に相談し、ホームとホームをつなぐ通路を、駅の両側の出口をつなげる通路としても活用する案を提示しました。これなら、改札が一つでも駅の両側からアクセスできます。
現在も協議は続けられていますが、この経験から発注者の意図を汲むだけではなく、関連事業者の意図も知ることの大切さを学びました。これまでは計画自体の安全性や効率性、コストパフォーマンスばかりに目を向けていましたが、それだけでは収まらない多様な事情があることを知りました。

STORY04
若手の挑戦を後押ししてくれる環境のもと、
技術者としてのスピーディーな成長を目指す

当社で働いていて良いと思うのは、社員の提案を積極的に聞き入れ、検討してくれる点です。若手の提案であっても、可能な限り実現させてくれます。そのような環境の良さを生かすためにも、いち早く独り立ちし、先輩のサポートなしに仕事をこなせるようになりたいと考えています。
再来年には技術士(都市及び地方計画)の試験も受ける予定です。しっかり勉強して合格し、一人前の技術者として大きく成長していきたいと思います。

就職活動をするにあたっては、いろいろな会社を検討すると思いますが、実際に入ってみないとわからないことも多くあります。それでもやはり、できる限り調べて情報を得るに越したことはありません。情報があればあるだけ、間違いのない選択ができるようになります。
私個人としては当社を選んだことは正解でした。当社の強みである鉄道や駅を中心としたフィールドでしかできない仕事がたくさんあります。上司や先輩も気さくで、相談しやすい雰囲気も気に入っています。今後もこの会社で長く働いていきたいと思います。

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