INTERVIEW 05社員インタビュー

樹山 拓馬
環境デザイン部
2017年入社

STORY01
環境への影響をおさえ、地球にやさしい鉄道を
環境デザイン部のミッション

私が所属している環境デザイン部では、大きく分けて二つの業務カテゴリーがあります。一つは環境調査に関するもので、土壌汚染調査、列車の騒音・振動調査など、自然環境や生活環境への影響を調査・検討し、影響が懸念される場合は改善策を提案する業務です。もう一つは環境デザインに関する業務で、屋上の緑化や太陽光・地中熱の活用、空気の流れを利用した省エネ空調など環境シミュレーションを通じて地球に優しい鉄道構造物の提案・設計支援を行っています。
私が学生時代に学んでいたのは生命環境科学です。木の物性と周辺環境の相互作用についての基礎研究を行っていました。これは農学系の分野であり、土木・建築とは直接関わりのない分野でした。当社を就職先に選んだのは、環境デザインという形で、勉強してきたことを生かせそうだと思ったからです。

鉄道施設の周りには、土砂崩れなどから線路を守るために植林された「鉄道林」という森林がありますが、これを適切に管理することで環境や産業にとって有効な使い方ができるのではないかと考えました。また、鉄道構造物はコンクリートや鉄骨が主体ですが、そこに木材を取り入れていくことで、新しいものが生み出せるのではないかとも思いました。

STORY02
環境デザインのノウハウを盛り込み、
エコステーションを実現した摩耶駅のプロジェクト

環境調査の仕事では、現場責任者として現地調査を行ったり、調査結果をまとめて報告したりまた、効果的な対策を考え、提案するといったことをしています。また、新線や複線化事業の計画に先立ち環境アセスメントの業務も行っています。一方、環境デザインの仕事では、建築・機械・電気・ITなどの技術者と協働して、環境技術を設計に反映できないか検討したりしています。
環境デザインの具体的な実績としては、2016年に開業した摩耶駅のエコプロジェクトがあります。このプロジェクトでは、電車のブレーキで生じるエネルギーやエレベーター・エスカレーターの下降で生じるエネルギーを再利用したり、適切に配置計画されたガラス窓やガラリを活用して照明や空調の消費電力を抑制したりしています。

また、六甲山の麓に立地しているため駅のベンチには地元の間伐材で作ったものを導入しています。間伐材とは山林の木々を健全に育成するために、計画的に伐採された木のこと。間伐材を有効活用することで、山林の環境を保全すると共に、木のぬくもりを感じる駅空間を作り上げることに成功しています。
木と環境をつなげる取り組みは、まさに私が大学で研究してきたこと。こういった観点の鉄道開発は、私が一番興味を持っており、一番得意としているところです。

STORY03
鉄道×木材という観点から、
従来の枠にとらわれない、新しい提案をしていきたい

私は木材を専門に勉強してきたので、その知識をどう鉄道に生かしていくかは、常に意識しています。当社で農学系の学部の出身者は今のところ私一人。コンクリートや鉄骨がメインの鉄道において、木材活用の可能性を切り拓いていくことが自分の存在意義だと考えています。
なかでも鉄道林の整備や活用は、可能性を感じているところです。災害を防止していくうえで鉄道林をどのように整備すれば良いかといったことは、木について学んできた自分だからこそ、貢献できる部分だと任じています。
木材を使った駅の建築など、鉄道への木材の活用にはいろいろな方法があるはず。異分野の出身者として、従来の枠にとらわれない、新しいアイデアを積極的に提案していきたいと考えていますし、提案を実現できるフィールドも数多くあると思います。

一方で、鉄道に木材を生かしていくためにも、土木や建築についての知識を蓄えることが今の私の課題。今はできるだけ多くの現場を見ながら、先輩たちの仕事の進め方を学んで知識を吸収しているところです。先々は鉄道と木材の知識を融合して、これまでにない新たな価値を生み出していきたいと思います。

STORY04
理解ある仕事環境のなか、チャレンジ精神を持って、
新しい分野の第一人者を目指す

鉄道や土木・建築に関する知識がない状態で入社しましたが、気軽に質問できる環境があるのはありがたいと感じています。上司も「わからないことは何でも聞いて」と言ってくれており、一を聞けば十を教えてくれるほど、熱心に説明してくれます。木材は鉄道にとって馴染みの薄いものですが、木材の活用事例などを部長に話すと、「建築部門に聞いてみよう」と、つなげてくれたりもします。こういった上司や先輩、他部門の方々と業務でのコミュニケーションが取りやすい職場環境は当社の魅力です。

また、自分が参加してみたい講演などにも積極的に参加させてもらっています。私も講演の内容は社内にフィードバックして、メンバーに木材への理解を深めてもらえるようにしています。鉄道は土木・建築のなかでも特殊な分野であり、そこでの木材の活用はさらに特殊な取り組みですが、これまでにない挑戦をしていけるところに何よりの面白さを感じています。当社には、新たな取組みをチャレンジさせてくれる風土があると思います。今後、新しい分野の第一人者を目指し、会社に貢献していきたいと思います。

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